2013年6月1日

井戸に呟く映画評論  『ショーシャンクの空に』

総評 98点

冤罪で刑務所に送られたティム・ロビンスが
モーガン・フリーマンと出会い希望を持つ話。
監督はフランク・ダラボン。
原作はスティーブン・キング。
僕にとって、人生最高の映画だ。
毎回、屋上でビールを飲むシーンで泣いてしまう。
何故、この映画がここまで多くの映画通から支持され
僕自身も最高の映画だと思うかを考察してみると、
まず、リアリティーがある社会派作品を
生粋のストーリーテーラーではあるが普段はホラー作品が多いスティーブン・キングが作ったという奇跡。
それを忠実に映像化したフランク・ダラボン。
イメージ通りでありキャラクターの強い俳優陣。
ダレたり飽きる事のなく次々と進む展開と
最後の伏線の回収からのエンディング。
少しでも設定が違ったり、少しでも一つのエピソード
の印象が強くなっても駄目だと思うし
少しでも希望を押し付けがましくしてても駄目だ。
これは狙って作れる物じゃないと思う
色んな奇跡が重なった作品なんだ。
この映画の全てが奇跡的に調度良い。