2011年6月30日

井戸に呟く映画評論  『ソラニン』

総評86点
  
大学の時から同棲している、OLの芽衣子と
月2回バンド練習をするフリーターの種田の
小田急線サブカル系青春ストーリー。

原作者、浅尾いにおの書く
才能があるヒーローでも
次々と悲劇が起こるヒロインでもない
普通の人達のドロドロとした葛藤とか憂鬱に
スポットを当てて、人物をリアルに描写する所が
僕は好きだ。

で、それの映画化。
こんなに漫画を忠実に再現した映画は見たことない。

芽衣子を宮崎あおいじゃなくて
もっと、垢抜けてない人の方が忠実だけど。
まぁ、しょうがない。

浅尾いにおの映像的な漫画を
もともとPV撮ってた人が監督したのと
漫画が全2巻ってのも、丁度良かったんだと思う。