別れ際の改札前、
「今日は楽しかった~。時間、全然足りなかったな」
彼女が少し名残惜しそうに、はにかむ。
次の日から、2人の日常に心地よいリズムが生まれる。
たわいもない写真、仕事終わりの「お疲れ様」のスタンプ。
LINEのラリーは途切れることがなかった。
ある日、送った「この映画、面白そう」という予告動画のURL。
すぐに返ってきたのは、弾んだトーンのメッセージだった。
「わたしも観たかったやつ!今週末、一緒に行かない?」
週末、待ち合わせ場所に現れた彼女は
最初の夜よりも少しリラックスした服装で、一段と魅力的に見えた。
映画館の薄暗いシートに並んで座る。
上映中、ポップコーンに伸ばした手が不意に触れ合い
お互い慌てて手を引く。
スクリーンを見つめながらも、意識は完全に彼女の存在に集中していた。
3回目は、ネットで必死に調べて予約した、雰囲気の良いイタリアン。
いつもより大人っぽい彼女の綺麗さに、緊張はピークに達してしまう。
格好いいところを見せよう、緊張を紛らわせようと、
慣れないワインをいつも以上のペースで飲んでしまった。
結果、ロマンチックな雰囲気になるどころか、完全に泥酔。
翌朝、激しい二日酔いと「やってしまった……」という絶望感で頭を抱えた。
失態から数日後。彼女の住む街の最寄り駅へと向かった。
待ち合わせていた彼女は、少しリラックスした地元の装い。
「わざわざ近くまで来てくれてありがとう」
「ううん、この前の事も、ちゃんと謝りたかったから」
駅前のコンビニで温かい飲み物を二つ買い、彼女の案内で近くの公園へと歩く。
静かな地元の公園。
ベンチに並んで座り、飲み物を強く握りしめる。
女性に慣れていないので、喉の奥がカラカラに乾いていた。
手のひらにはじっとりと汗をかき、
心臓の音が静まり返った公園に響いてしまうんじゃないかと思うほどに、
「この前は、ごめんね。格好つけようとして空回りしちゃって……」
「本当にビックリしたよ。
彼女はそう言って、クスッと笑った。
その優しい笑顔を見た瞬間、胸の奥で張り裂けそうなほどの愛おしさが限界を迎える。
格好良くなんてなれなくていい、情けなくても不器用でもいい、この人を大切にしたい。
ゴクリと息を呑み、意を決して、彼女の方へと真っ直ぐに向き直った
「最後の最後に何、言ってんだ」と思うかもしれませんが
落ち着いて聞いて下さい。
海外の多くの国は[告白]なんてしません。
なんなら、日本人の半数以上は[告白]をしないで
自然と付き合っているという統計もあります。
「告白して欲しい」
「私達の関係って何?」
「え?なに?遊ばれてるの?」
と考えてしまう女性も存在します。
が、あえて『告白は、するな』と提言する理由を説明します。
[告白]というのは、恋人同士になるという確認な訳で
『お互いに他の人とは交際しません』『ラブユーオンリー宣言』です。
じゃあ、1人に絞らないで[色んな女性と遊べ]って事?
と、思うでしょう。
ぶっちゃけ、そうなんですが
言い方を変えると[ちゃんと選べ]です。
解っています。不誠実です。
ただ、よく考えて下さい。
やっと好きになってくれそうな女性が現れ
不安を感じ、独占したくなり、告白を急いだあまり
『他の女性の方が良かった』と思う方が
更に、不誠実じゃないですか?
あなたが近い将来、結婚したとして
死ぬまで、その相手と居られる確率を知っていますか?
約65%です。 3人に1人は、離婚します。
神に誓ったか、みんなに誓ったか、2人で誓ったかは知りませんが
3割以上の人は、誓いを破ります。
これは、不誠実じゃないですか?
女性側にも言える事ですが
伏せられたカードを一枚、めくっただけで
全BETするのはリスクが高すぎます。
他のカードをめくるぐらいの
遅くは無いと思います。
でも、『恋は盲目』とは、よく言ったもので
こんなアドバイスは見えなくなって
愛の告白をしてしまう時が来るかもしれません。
是非、お酒を奢らせて下さい。
一緒に[くいもの屋わん] で
[とろ〜り 手作りチーズつくね]食べましょう。
長いこと、こんな駄文にお付き合い頂き、ありがとうございました。
僕から伝えたい
【中の下でも彼女ができる10のルール】は終了です。
この世にあるという、7つの玉を集めに冒険に出るよりかは
可能性があるアドバイスが出来たんじゃないかと自負しています。
僕から伝えたい10個のルールは
『中の下でも彼女ができる為』に、考えたルールだけじゃありません。
これを読んでくれた、あなたが
『中の下でも幸せになる為』に、考えたルールでもあります。
どうか、お幸せに
おしまい。